大國魂神社くらやみ祭りの日程と主な行事

「大國魂神社(おおくにたまじんじゃ)」は、「くらやみ祭り」以外にも沢山の祭りや行事が行われる事でも有名で、年間を通して400種類以上も行われています。

「くらやみ祭り」は、大國魂神社最大規模の祭りで、少なくとも1000年以上前から存在していたと言われており、当時は江戸中の人が来たとも言われていて、大変な賑わいを見せたと言われています。

 

「指定無形民族文化財」として、東京都から認められており、現在でも東京を中心に沢山の観光客で賑わいます。

 

大國魂神社くらやみ祭りの日程

毎年5月の3日・4日・5日・6日に開催されます。

5月3日のくらやみ祭りは、朝の8時頃に「神輿」を宝物殿から大國魂神社本堂前に移動し、「太鼓」を周辺の町へ運びます。

 

夜の18時頃には、周辺の町も「山車」を用意し、「競演会」が開かれます。

夜の20時頃には、「駒くらべ」と呼ばれる6頭の馬によるレースも行われ、「競馬式」と呼ばれる場合が有ります。

 

5月4日のくらやみ祭りは、朝の9時頃、「神輿」に特別なお祓いを行う日で、飾り等も行われ、「御綱祭」と呼ばれます。

昼の12時頃には、赤色や橙色等の色鮮やかな「花萬燈(はなまんどう)」の美しさを比べる「萬燈大会(まんどうたいかい)」が開かれます。

 

昼の13時頃には、周辺の町が用意した「子供神輿」が大國魂神社前に集まり、お祓いを受ける様子を観る事が出来ます。

夜の18時頃には、「旧甲州街道」を東から西へと、「山車」が通ります。

 

5月5日のくらやみ祭りは、朝の10時頃から「大祭式例祭(たいさいしきれいさい)」が行われます。

「例大祭(れいたいさい)」とも呼ばれ、大國魂神社のくらやみ祭りの全日程の中で、一番大切な行事です。

 

昼の13時頃には、「簓(ささら)」と呼ばれる先端部分が割かれた竹製の棒で、「表道」から「御旅所」まで地面を叩いて清まる行事、「道清め」を観る事が出来ます。

昼の14時頃には、大國魂神社本堂前に神輿が並び、太鼓の音を聞く事が出来ます。

 

昼の15時中頃には、「供物」を催促する「御饌催促の儀」と、御輿を移動させる事を神に報告する「動座祭」を観る事が出来ます。

夕方の17時中頃には、「刀」「弓」をお祓いする「威儀物授与」と、大國魂神社に存在すると言われている「御霊」を「神輿」に移す「御霊遷の儀 」を観る事が出来ます。

 

夜の18時頃には、大國魂神社くらやみ祭りの最大イベントの「御輿渡御 」が開かれ、夜の20時中頃には、「坪宮奉幣」、夜の22時中頃には、「野口仮屋の儀」、夜の23時頃には、「やぶさめの儀」へと続きます。

5月6日のくらやみ祭りは、早朝の4時頃から4時間程かけて「御輿還御」と呼ばれる行事が有り、「旧甲州街道」を今度は西から東へと「山車」が進みます。

 

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